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5五角戦法研究

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コメント

1. 無題

お久しぶり!
真面目に研究してくれてありがとう!
これ意外と実戦では4手目△44歩が多いんだよね(笑)

Re:無題

>SSBさん
わ、お久しぶりです。勝手に必勝定跡を公開してしまって申し訳ございません。
△4四歩とされると厳しいというのは早くから把握していましたが、主にグラブルとその他雑多な用事が忙しく、なかなか更新できませんでした。追記でも述べましたが、やっぱり角交換が無難ということになるかと存じます。
来年の春はまた皆さんでお会いできるといいですね。楽しみにしております。

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5五角戦法研究


さんこんにちは。暑いと脳が溶けて内臓が機能不全になってクーラーをつけるとおなかが冷えて内臓が機能不全になるおじさんです。今日はフランスで大流行中の「5五角戦法」について、その最新定跡を皆様に特別にお教えしたいと思います。




          (基本図)
 

 上の図は5五角戦法の基本図です。初手から▲7六歩△3四歩に▲5五角と出ることにより、角を取らせ、ハンデを与えた上で勝つことで相手の心を折ることを主眼としています。
 もともとは私の大学の先輩のssb氏が得意としていた戦法で、なんとこれで有段者を破ったこともあるのだとか。敗れた相手の方の心中は察して有り余るものがあります。非常に高いポテンシャルを秘めた恐ろしい戦法であると言えます、が、しかし、きっちりと対策すれば必ず勝つことができます。変化も極めて少ないので、ここで手順をしっかり押さえていきましょう。(ssbさんごめんなさい!)



           第1図
 
 さて、基本図の▲5五角を△同角と取られて第1図。この局面で香取りですので、先手はこれを受けなければなりませんが、この5手目の対応が問題です。候補としては▲8八銀、▲9八飛、▲9八香がありそうですが…


          (第2図)

1・自然な▲8八銀は△9五角(第2図)でシビレ。以下▲7七銀(▲7七桂)は△同角成どっちでも以下二枚換え。さらに香車も取れるので合計で三枚換えになります。ほかの応手は全て8八の銀がタダで取られてしまいます。角一枚プレゼントするつもりが銀桂香プレゼントになっては、いかに5五角使いでも勝てないでしょう。したがって、代わる5手目の候補として…


          (第3図)

2・▲9八飛が浮上します。しかしこれは△4四角(第3図)と打たれ、やはり香取りが受かりません。飛車角交換になり、飛車を下ろされて横から攻められることも予想されます。これを5五角側が守り切ることは困難です。まあ△4五角でも勝てないんですけど。そこで…


          (第4図)

3・角成を受けるのは放棄して▲9八香(第4図)。結局のところ、香車取りを直接受ける手段はなさそうですので、ならば躱してしまおうと。以下、△9九角成には▲8八飛車(第5図)とし、さらに△2二角と足し算してくるなら▲7八金と上がって辛抱します。ただこれでも、先手は香損を免れたとはいえ、いつでも後手から飛車角交換があるので、かなり制限された戦いを強いられることになります。9九に大駒打ち込みの隙を抱えているのも辛いところ。5五角側がかなり勝ちにくい将棋になります。まあ第5図の後△4五角と打たれても勝てないんですけど。


          (第5図)



 いかがでしたでしょうか。これでもういつ5五角戦法を指されても大丈夫かと思います。皆さんも実践等で5五角を見かけたら、このチラシの裏で学んだことを思い出して、敬意をもって完封してさしあげましょう(ssbさんごめんなさい!)。



(続きます)
(続きませんでした)


※12月13日追記
 すみません、続きませんでした。

 相手が5五の角を取らない変化を研究していたのですが、どうも迷路にはまってしまいました。
 まず、3手目▲5五角に△4四歩と止められる変化ですが、これは▲同角と取ってしまうと取った歩の返却が二歩のルールの関係上極めて難しい。よって4四歩とされるとそれだけで厳しい。
 したがって確実に角をプレゼントするには3手目▲5五角に替えて▲2二角成としなければなりません。これに対して△同銀(同飛)以外は▲1一馬と裏切られる可能性があるので指しにくい。よって角交換になって第6図(4手目は△2二同銀の場合)ですが…


          (第6図)




 一見、第6図から▲4ニ角△6二玉▲5一角成△7二玉▲6二馬△同銀(第7図)で角の押し売りに成功のように見えます(全て王手で迫っているので相手は嫌でも取らざるを得ません)。しかしそこから△6八角▲4八玉△5九角成▲3八玉△4八角成とされると角を返却されてしまいます。そしてその時、後手玉に角で王手をかけることができないので、非常に辛い戦いになります。角を返却されないために、先手玉もある程度囲う必要がありそうです。


          (第7図)


 以上をまとめると、三手目▲5五角は緩手になる可能性があるので▲2二角成から角交換し、相手からの角打ちの隙を消すように囲って角返却に備えつつ、相手の隙をさがして角を押し付けるタイミングを窺う、というのが新しい5五角戦法の指し方になりそうです。しかしながら、ここから先は駒取りを含めると変化が多すぎる事(例えば角金交換してさらに金をタダ捨てして結果角の丸損の状態する、等のこと)、角のタダ損を目指しながら勝ちは捨てないという設定の矛盾、実生活の忙しさ、低下の一途を辿るウォーズの勝率とクエストのレート、デレステとグラブルめっちゃ楽しい等といった様々な問題が生じたため、これ以上の研究を諦めざるを得ませんでした。楽しみにされていた皆様、本当に申し訳ございません。私はここで降板させていただきますが、より高い能力と情熱を持った方がこの研究を引き継ぎ、5五角戦法をさらなる高みへと導いてくれることを切に願います。
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コメント

1. 無題

お久しぶり!
真面目に研究してくれてありがとう!
これ意外と実戦では4手目△44歩が多いんだよね(笑)

Re:無題

>SSBさん
わ、お久しぶりです。勝手に必勝定跡を公開してしまって申し訳ございません。
△4四歩とされると厳しいというのは早くから把握していましたが、主にグラブルとその他雑多な用事が忙しく、なかなか更新できませんでした。追記でも述べましたが、やっぱり角交換が無難ということになるかと存じます。
来年の春はまた皆さんでお会いできるといいですね。楽しみにしております。

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