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恋するアタシの15年史 ~財閥タウンズV~

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恋するアタシの15年史 ~財閥タウンズV~

(注意:この記事は、ガラケーにプリインストールされていた「財閥タウンズV」についての記事です。後述する家賃計算など、バグか仕様かよく分からない現象があります。スマホ版でも同様の現象が起きるかどうかは確認しておりません。このことにご注意の上、本記事をご覧になってください。)



 はじめまして。私、秘山ひしょ子と申します。今日はみなさんに、このかるでらシティと、私達恋するアタシとの歴史をお話しようと思います。よろしくお願いします。


 恋するアタシがこの街にやってきたのは、今から15年ほど前の4月でした。街といっても、当時は住民は2人、施設は牧場と花屋とゲーセンしかない不毛の地でした。なぜ恋するアタシがこの街にやってきたかと言いますと、創業者のnmotoが言うには、「かるでらシティは斜面が多く利用できる土地が少ないが、牧場をはじめから有しているので専門街が作りやすく、土地の値段を上げやすかったから」だそうです。べつに私達は土地ころがしに来たんじゃないですけどね(笑)。
 そうそう、私達の財閥の名前が「恋するアタシ」に決まったのも15年前のこの時でした。こんな狂った名前にするなんて一体何考えてるんでしょうね。nmotoは「このようなところはこの手のゲームで最もふざけるべきポイントだと私は常に信じている。面白いと思ってやった。反省はしていない。」と述べていましたが、頭おかしいんじゃないかと思います。


 さて、かるでらシティにやってきた私達は早速開発に取りかかりました。まず私達がしたのは、公園の破壊。そう、新しい街づくりはいつだって公園の破壊から始まります。
 …私達だってやりたくなかったんです。地元の方のこれまでの憩いの場を破壊するなんて!でも、街の発展のためには仕方ありません。公園は時間泥棒です。住民の方々は公園でおしゃべりしてる暇があったらせっせと働いてせっせと消費していただかなければいけません。そうして貯まったカネと開発ポイントが私達の生活をより豊かなものにするのです。
 もちろん、その埋め合わせとして、私達は牧場の裏に新しい公園を造りました。人が入っておしゃべりされてはいけないので道路は引きませんでしたが。

 そうこうしている内に、記念すべき第一転入者である全米チャンプさんがこの街にいらっしゃいました。全米チャンプさんは白のワンピースとベレー帽がよく似合うゆるふわ系ショートボブのかわいらしい女性ですが、侮ってはいけません。なにせ全米チャンプですから。職業は謎のフィクサーをされているという噂もあります。なんだか怖いですね。でもこの全米チャンプさんが、後にこの街を爆発的に成長させるトリガーとなるのです。


 少し遅くなりましたが、この社会のしくみを簡単にご説明いたします。住民の方々はオフィスでお金を稼ぎ、そのお金を牧場とかゲーセンとかパン屋さんとか神社とかのいろいろな施設で使います。この施設で使ったお金は恋するアタシのものとなり、それを元手にして、恋するアタシは新しい施設を建てます。これを繰り返すことによって街は発展していきます。街の発展は新しい住民の転入を呼び、さらに街が発展していくことになります。
 もうひとつ重要なのが開発ポイントで、これは住民の方が施設で買い物をしたときや、住民が職業をマスターしたときに発生します。私達が施設を建てる前には開発を行う必要がありますが、この開発ポイントはこのために必要となります。


 ただ待っているだけでは、街に新しい住民は来てくれません。施設を建て、専門街を作り、地価を上げてやる必要があります。そのためにはカネと開発ポイントが必要であるというお話を今しましたが、とにかく不足するのが開発ポイントです。この開発ポイントの増大に大きく貢献してくださったのが、あの全米チャンプさんです。全米チャンプさんはこの街に来るなりもりもりと働き、あっという間に職業をマスターしてしまいました。これによって恋するアタシが得た開発ポイントは各部門100ポイントずつ。これで当時必要だった施設のほぼ全てが開発できるようになりました。nmotoは当時を振り返って「毎週がセーブ&ロードの地獄で、最もつらい時期だった」と言っておりましたが、私がこの街に来る前なので何言ってるかよく分からないですね。

 潤沢な開発ポイントを得た恋するアタシは早速施設を建てることにしました。まずは牧場の周りの地価を重点的に上げます。地価を上げるには専門街と呼ばれる「施設の組み合わせ」を周囲に配置することが重要です。目標の地価は750万円。これを超えると、全国地価ランキング1位になることができます。はじめの1年はどうしても無理でしたが、2年間頑張って恋するアタシは牧場の地価をここまで上げることに成功しました。
 地価ランキング1位を獲ると、国から補助金をもらうことができます。その額3000万円。現在の私達にとってははした金ですが、当時は大きな収入でした。以後しばらく、この地価ランキング1位の賞金が毎年の主力の収入源になります。
 そういえば、私がこの街に来たのもこの年でした。年がばれる?やだもー


 思い返せばこの頃、住民の方から「家の前があぜ道でマンションが立てられない。コンクリの道路を引いてくれ」というご要望がありましたが、恋するアタシはみなさんにもっと自然と触れ合って欲しかったので、全て無視しました。
 むしろ、かるでらシティの豊かな自然の価値をわかっていない住民たちには啓蒙が必要であると恋するアタシは考えましたので、道端に植物を植え、開発ポイントを消費して「野鳥を眺める会」を開催することにしました。この野鳥を眺める会は当時から現在までずっと絶えることなく続いています。この会では、野鳥を眺めるためにひたすら歩いていただきます。もちろん全住民が強制参加です。その結果、住民の方はみな足腰が鍛えられ、歩くスピードと距離が大幅にアップしました。この街の発展はみなさまの経済活動にかかっているのですから、チャキチャキと歩いていただかなければなりません。野鳥を眺める会はこの目的に適った素晴らしい伝統行事であると言えます。


 さて、恋するアタシのもうひとつの収入源は、住民からの家賃収入です。これは、それぞれの住民の方のお住まいのグレード×地価で計算されます。住民の住まいが豪華であればあるほど、地価の高いところに住んでいればいるほど、家賃は高くなります。ここからの収入を得るためには、このことを踏まえて色々と準備をする必要があります。高級住宅を建てるために泣く泣くあぜ道を舗装したのもこの時でしたね。そういえば、土地が不足してきたのでカルデラ湖を埋め立てたのもこの年でした。
 え?さっきと言ってることが違う?…そう、私達の考え方は変わりました。街の発展のためには、時として自然に手をかけることも必要であるということに、恋するアタシは気づいてしまったのです…!物事の進歩の裏には、常にその対価として差し出されたものが存在するのです。カルデラ湖の犠牲は仕方なかったんです。全てはかるでらシティの発展のためです。

 …今、家賃収入についてのお話をしましたが、実は、家賃収入を上げるには、全ての住民の家の地価を上げる必要は無いんです。先程、家賃は「住まいのグレード」×「地価」で計算されるとご説明しましたが、この「地価」の部分は、なぜかこのかるでらシティにもともといた2人の住民のうちのどちらかの家のものを参照して、それを他の全ての住民の家賃計算にも適用しています。つまり、その方の地価さえ上げてやれば、その分だけガッポリと家賃をいただくことができるのです。なんて楽!なんてズボラ!
 びっくりしたでしょ?今の話は内緒ですよ。

 そんなわけで、対象となる原住民の方には、街の発展のため、お引越ししていただくことになりました。家賃がだいたい20倍くらいにインフレするのでほんとに大丈夫かと私達としても不安でしたが、クーポンをお見せしてお願いしたら快諾してくださいました。私達がご用意した新居の地価は約1200万円で、毎年それに掛け算をした家賃を払ってもらっているのですが、月収30万円もないディック東条さんのお家のエンゲル係数は一体どうなっているのでしょう。私気になります。まあ、先程も申しましたとおり、この地価は街全体の家に適用されるので、ディック東条さんに限った話ではないのですが。
 何はともあれ、これで家賃の件は一件落着です。この年から毎年年末に巨額の家賃収入を得ることができるようになりました。資金にも困らなくなった恋するアタシの街はこの後も順調に成長していくことになります。


 かるでらシティと恋するアタシの15年を振り返るお話は、これで終わりです。
 …えっ、まだ最初の3年分しか話してない?
 実はですね、ここから先はnmotoが漫然と仕事していたせいで、全く記録が残されていないんですよ。「あんまりすることないので緊張感が無くて全然おぼえてない」って。
 とにかく、15年という区切りの年がやってきました。この節目の年も色々ありました。収益率の低い施設が次々と作られたり、住民の間に突然の転職ブームが起きたり。「15年でスコア計算が行われるので、そのための準備」とnmotoは言っていましたが、私にも何のことだかわかりません。


 私達はこれからもこの街とともにあり続けていきます。全ては街の発展のため。住民のみなさまが一生懸命働くのを私達はずっと応援していくつもりです。これからも恋するアタシをよろしくお願いいたします。

 ご清聴、誠にありがとうございました。
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nmoto
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