地ビールフェスタに行ってきました（http://www.golden-garden.tv/beerfesta/）。今回は時間があまりなかったので５杯しか飲んでませんが、備忘録程度に。
・梅錦ビール ソクジョウ
日本酒の醸造に使われる速醸酛を用いたスペシャルビール。飲んだ瞬間に久々に電流が流れた。「ポン酒！ビール！うめぇ！」って感じで。
日本酒との融合を目指した地ビールって結構たくさんありますが、「あーたしかに日本酒的なあまみがあるかもー」くらいだったのが「ポン酒！ビール！うめぇ！」。ベースはしっかりとビールで、その上にふくよかな日本酒的な味わいがうまく乗っかってる感じ。同じく日本酒系ビールでは国乃長ビールの「貴醸ゴールド」が忘れられないくらい美味しかったですが、あちらは日本酒とビールが溶け合って全く別の飲み物になった感じ。どちらも方向性は違いますが大変おいしうございましたし、日本酒とビールの組み合わせには無限の可能性があるなぁと思いました。
・ビアへるん 広島シトラスエール
限定品。瀬戸田のレモンやライムを使用しているらしい。さわやかな酸味があり、その後で皮の部分のような苦味がくる。
一昔前にレモンジーナが発売されたとき、苦ェ苦ェって話題になりましたけど、ぱっと見た感じ甘そうなものが苦かったから一部で不満があったんでしょうね。パッケージを、もっとこう、レモネードを連想させるようなものではなくて、レモンの皮の白い綿だけドーンと載せたものにしてたら飲むほうも覚悟はできたんかな？広島シトラスエールも同じでキリンのフレビア的な甘いやつを期待してたら割と面食らいましたけど、よく考えたらレモン系のビールってこんな感じでさわやか苦い系のが多かった気がするし、レモン系ビール総じてそれほど好きじゃなかったし、ついでに言うとレモンジーナ飲んだことなかった。
・宮崎ひでじビール 太陽のラガー
あんまり飲む時間無いの分かってたから飲むビールは厳選するつもりでいたし、正直なところピルスナーは飲まないつもりでいたけど、ブースにいたブルワーさんに猛プッシュされて飲んでしまった…。ビアフェスは一般的に限定品やフルーツビールがまずなくなり、ピルスナーやペールエールが最後まで残りやすい傾向にあるので、そういう事情もあったのかも。かも。
とはいえ、国内ビアコンペで金賞を獲得した経験もある主力商品。豊かなコクと苦味があり、それでいてすっきりとした後味の上質なラガービールでおいしうございました。ていうか、宮崎ひでじビールさん、ちゃんと来ることができて本当によかった。熊本地震、大丈夫でしたでしょうか。ホームページを見る限りは、配送に影響が出ている以外は大きな被害なさそうだけど…
・志賀高原ビール グランルージュ
ブルーベリーとラズベリーを使ったセゾン、らしい。
これ絶対甘いだろ！と思わせといて甘くないやつ。しょうがないね。ビールは飲むまでどんなビールか分からないからね。
味としては酸味と渋みが先行する。甘さはあまりない。リンデマンス等のダダ甘いフルーツビールと比較するならば、全く甘さがないと言えるかも。こんな感じの「甘いと見せかけて甘くないフルーツビール」、最近多い気がする。あれかな？女の子が「カワイイ」だけじゃなくて「キリッとしてる」とか「オトナっぽい」とかを求める感じ？カワイイだけだと思われたくない？かわいい子はかわいいだけでええねん大人っぽさとかそういうのは年季を重ねれば自然と滲み出てくんねんと思うんですが、いかがでしょうか。えっ、ビール？
・湘南ビール 大磯こたつみかんエール
４月でもこたつみかん。半袖でイケるくらいの気温でもこたつみかん。
こちらもやはり甘さ控えめ。酸っぺェ＆苦ェor渋ィの前二つ程ではないですが、甘さ控えめ。みかんの白い部分、レモンに比べれば苦くないですしね。関係ない？
みかん風味は後味にふんわりと香るくらい。もしかして冷たかったから味分からなかった？もっと温かくして飲んだらみかんっぽくなった？来年からは会場にこたつの設置が望まれる。
・城端麦酒 絹香
柚子の香りのベルジャンホワイト。
飲んだ瞬間、これ！これですよ！私が飲みたかったのは！と脳が申しておりました。ビール好きなのは間違いないんですけど、ホップ香がいくら好きとはいっても強い苦味を連続して与えられると、だんだん舌がしんどくなってくるのです。最近。そんなときにはこういうベルジャンホワイトとかが嬉しいのです。
しかもこれ、美味しい。ほんのりと甘くて、ほんのりと酸っぱくて、ちょっとだけ苦い。甘すぎても良くないし、酸っぱすぎても良くないし、あと全体を引き締めるという意味で苦味も少しは必要。どこか尖ったのももちろん美味しいけれども、安心して飲めるのはこういう高バランスなビールなんだなと思うなどしました。
６杯飲んでるじゃねぇか！これだからアル中は…
